靴の種類・靴の材質と仕上げ・靴の材質(副素材)・靴の用語と名称などを紹介。

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靴の小辞典 靴の小辞典


靴の種類 │ 靴の材質と仕上げ │ 靴の材質(副素材) │ 靴の用語と名称

身長の伸びについて
17才の日本人の平均身長は、1900年(明治33年)から2000年(平成12年)までの100年間で男子で12.9cm、女子で11.1cm伸びていることが文部省の統計調査で分かりました。特に背の伸びが著しいのは戦後の50年間で、9.0cmと経済成長に合わせるように急に伸びました。おじいちゃんがお孫さんを見て、うらやましがることしきりです。

靴の生い立ち
大昔は別として、靴は6世紀末頃の飛鳥時代からありました。木沓(きぐつ)・木履(きくつ)・浅沓(あさぐつ)というように、束帯(そくたい)・衣冠(いかん)に合わせて進歩してきた存在で、木製で舟を造りその上に足を乗せる(履く)という感じのものでした。当然の事ながらそれらを履いた時には人より背が高くなり、それがいつしか権力の象徴となりました。高さは人より抜きんでるということです。

靴と健康
足裏には体の健康状態と直結したツボがいくつも有ります。逆に言うと足の健康は、身体の健康をも左右してしまいまうとも言えます。履き心地の悪い靴を長時間履いていると、身体のどこかに影響を与えてしまいます。靴を履くことは足裏を痛めないと同時に、足の甲もきっちりと保護され安全です。戦時中はとにかく「歩け歩け」で武器と同じぐらい靴を大切にしたものです。日本人の平均寿命が戦後30歳以上も伸びていることは、良い靴のおかげでもあると言えます。

まず足元から
結婚式で男女が同じような背の高さのときは、新郎にアップシューズが勧められます。また、ビジネスマンは5ヶ月に一度、新しく靴を買い換えるという統計が出ていて、その際に買い換えの靴として近年アップシューズの人気が高まっています。より長身でスマートになれ、見た目にも美しいシルエットを演出すると共に、背が高いことでの安心感と自信、良い意味での威圧感を人に与えられます。アップシューズはアメリカでも良く売れているようで、数少ないアップシューズの特許はそんなアメリカから来ました。





靴の種類

名 称 説 明
オックスフォード イギリスのオックスフォード大学で好んで履き始められた紐付き短靴の総称。
サドル・シューズ サドルとは鞍のことで鞍状にまたがらせた靴の総称。
ステップイン 締具や留具を用いず、足を入れるだけで履ける靴で舌革がインステップ部まで達している靴を言う。特に舌革の下にゴムが入ったものをゴム付きスリップ・オン、サイドにゴムが入ったものをサイド・ゴアと言う。
スリップ・オン 紐やベルトを用いずに、単に足を滑り込ませるだけで履ける靴の総称。
バルモラル 腰革とつま革がバンプ・ウイングの部分で縫いつけられている紐付き短靴で、内羽根式とも呼ばれている。スコットランドの城名に由来する。
ブラッチャー プロシア陸軍のブラッヘル将軍に由来するスタイルで、外羽根式やダービーシューズとも呼ばれる。タブ・ポイント(かんぬき部)で腰革が開いて、履くとこの部分が開き、ゆったりと足を入れることができ、紐を締めて履く。腰部が甲部の上に乗った形となる。
ブローグ 穴飾り・親小穴飾り・飾り縫い・ギザ飾りのついた豪華なオックスフォード式の靴を言う。スコッチ・ブローグとはキルティの付いたもの、全てに穴飾り等が施されたものをフル・ブローグと言う。
ブーツ トップラインがくるぶしより上にある靴の総称。トップラインの高さの違いにより、アンクル・ショート・ハーフ・ハイ・ロング・ヒップなどに分けられる。またフィット感によりルーズ・フィット、セミ・フィット、フィットなどに分けられる。

●アンクルブーツ トップラインがくるぶし丈の高さにくる靴。
●チャッカーブーツ くるぶし丈のハトメが2,3個ついたブラッチャー(外羽根)式のアンクルブーツを言う。
●ゴア・ブーツ 伸縮性のあるゴムを履き口のサイドに入れて、履きやすくしたブーツ。サイド・ゴアブーツとしても呼ばれている。
●ハーフ・ブーツ トップラインがふくらはぎの中間くらいまでの高さのブーツのこと。
●ワーク・ブーツ 労働用の機能靴として作られた。ブラッチャー(外羽根)式のものが多く、厚手のハードな革をよく使用される。
●ウエスタン・ブーツ アメリカ西部で履かれていたルーズ・フィットのハイ・ブーツ。ヒールはやや前のめりになっており、オイル鞣しのナチュラルな雰囲気のものが多い。
モカシン 履き物の中で最古に属する靴と言われている。甲の部分で甲革と底革を縫い合わせることで底の役割も担う製法の靴を言う。現在では単にデザイン名として、モカの部分に独特の波打ち模様があるものをこのように呼ぶ。
ローファー 「怠け者」から取られた名前で、コイン・シューズやペニーローファーとも呼ばれる。ステップイン式の靴に細長い切り抜きの入ったベルトを甲にまたがらせた靴を言う。
ワンピース・バンプ・シューズ 一枚甲とも言われ、いくつかのパーツで組み合わされたデザインに対して、一枚のアッパーでできた靴のこと。かかとのヒールカーブで縫い合わされており、他に縫い目がないことからシームレス・シューズとも呼ばれる。

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靴の材質と仕上げ

種 類 説 明
牛革
●腹仔 産前の仔牛。毛がきれいで、昨年、腹仔ブーツなどの火付け役となった。
●カーフ 生後6ヶ月以内の仔牛。繊維がきめ細かでつやも美しい。高級素材として使用される。
●キップ 生後6ヶ月から2年までの中牛革カーフに次いできめが細かい。比較的上質で、カーフより厚め。
●ステア 生後2年以上の成牛。銀面は粗くなるが耐久性に優れている。
オーストリッチ ダチョウの革。突起模様が特徴で強くて丈夫。近年、南アフリカかあの輸出が規制されつつあり、稀少価値が出てくる素材といえる。
カンガルー 原産オーストラリア。繊維が比較的充実しており、革はしなやかで丈夫なのが特徴で、カーフより高級な靴に使われる。
シープスキン ひつじの革。毛穴が少なくきめ細かい。薄くてやわらかいのでソフト感がでる。
クロムなめし(なめし革) 薬品クロムでなめす。やわらかく仕上がる。タンニンなめしに比べ軽く、伸縮性・耐水性がある。
合成なめし(なめし革) 新種のなめし剤を組み合わせたりして様々な効果を出す。
混合なめし(なめし革) クロムなめしをした後で植物なめしや合成なめしを行う。
仕上げの種類 説 明
起毛質
●ヌバック 革表面を細かく起毛したもの。素材の皮膚感が少し残る。
●ベロア 床面を毛長く起毛したもの。ワイヤーブラシなどで起毛するので、起毛は長めになることから毛の向きによりばらついて見える。
●スエード 床面をベロアよりは短めに起毛した革のこと。ベロアよりは毛並みが揃って見える。
●バックスキン 牡鹿の銀面をビロード状に起毛したもの。
光沢質
●ガラス ガラスや鉄板・せとものに張り付けて高温高圧でプレスする。シボが消え、光沢感・つや感が出てくる。
●エナメル 何度もウレタン塗料を塗り重ねられたもの。パリッとした仕上がりで、一般に祝祭靴やダンスシューズなどに使われる。
マット革 水性塗料で革材の下地を整え、合成樹脂でツヤ感を消して仕上げる。卵の殻のようにぼやっとした質感が出る。
型押し革 高温高圧プレスを利用し、イグアナやオーストリッチ、爬虫類といったうろこ模様などの彫刻版を使い型付けを行ったもの。
革・部分名称 説 明
銀面 人で言うと皮膚に当たる部分。一般にこの部分を表面にして使用される。
床面 肉面に当たる部分。ベロア、スエードと言われるのはこの部分を使用している革のことである。

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靴の材質(副素材)

種 類 説 明
裏材料 表革を補強や革の伸びを防ぎ、足当たりを良くするために使用される。機能としては通気性・吸収性・放湿性・肌触りの良いことが必要となります。一般に材料としてはブタ革や不織布、スポンジ質のものが使われます。
中底 靴の背骨を成す重要な素材。靴としっかり合っていなければ、靴の型くずれが起きやすく、履き心地にも大きく影響します。また、中底は靴のかえりにも重要で、足の屈曲に対して無理なく歩行ができることに関わってきます素材としては通気性・吸水性・耐汗性・耐摩耗性が必要で、ぬめ皮やレザーボード・パルプボードなどが一般的に使われています。
月型 靴のかかとに足を定着させ、動きに対して靴がしっかりと足に密着して脱げたりずれたりするのを防ぐ役割をなします。また、かかとの補強や、外からの衝撃に対して足の保護も行います。素材としては、一般にぬめ革といわれるタンニン鞣しか、レザーボード・パルプボードなどが使われます。
先芯 つま先部分をしっかりと補強し、ずれたり型くずれしないように靴を定着させ、また、外部からの衝撃から足を守る役割を持ちます。主な材料としては、天然皮革タンニン鞣しのぬめ革か、合成樹脂を浸み込ませた不織布、サーモプラスチック樹脂を含んだものを革の種類や、靴のデザイン・雰囲気に合わせて使い分けします。
シャンク 踏まず上がりから、かかと部分の形をしっかりと維持し、かえりが良く力を分散できる様な役割が求められるため、堅さと弾力性が必要となってきます。材料としては主に鉄が使われますが、木、革、プラスチックなども使われます。
裏材(ライニング材)
●ブタ革 天然素材で通気効果・吸収性に優れている。
●マリーク 抗菌・防臭・防カビに優れた素材。
●スーパートリコット キレ・スポンジ張り。靴中を爽やかに保つ(快適空間)。足ムレ防止・放湿性・冬温かく夏涼しい。細菌・カビ抑制・防臭・湿気の拡散性で乾燥。水戻りがしにくい。
●ウレタン クッション性・衝撃吸収に優れた、足当たりが良く、ふんわり感のある素材。
中敷き
●クールマックス 抗菌・消臭・湿気を吸収して内部をサラサラにする。米国デュポン社製。
●E.V.A第2インソール  
●ノバロン 抗菌成分である銀イオンにより、細菌・カビ等を防ぐ効果があります。抗菌効果の持続性があります。
底材
●弾性変形ヒール クッション性・衝撃吸収に優れた素材。
●ウレタン クッション性・衝撃吸収に優れた、足当たりが良く、ふんわり感のある素材。

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靴の用語と名称

用 語 説 明
アウト・ソール 本底のこと。
アウトドア・シューズ 庭仕事、キャンプ、ハイキングなど屋外の使用に耐えることができるように作られた靴の事を言います。
足入れサイズ 靴のサイズの表示法の一つ。その靴に合う足のサイズを示したもの。ビジネスはこの方式となり、スポーツシューズは靴のサイズを示してるので、自分のサイズの約1.5cmほど大きめをお選びください。
アジャストメント 足を靴に固定するための締め具・留め具のこと。ボタン・美錠・バンド・ゴム等のこと。
アッパー 靴の本底より上の、足を覆う部分の総称で、製甲とも言います。
油鞣革(あぶらなめしがわ) 鞣し(なめし)の途中で油やグリースを吸収させた革のこと。しっとりとした風合いがでる。
一枚甲 一枚だけの甲革だけを縫製して作られる靴のこと。継ぎ目が一般にかかと部分にしかなく、ドレッシーな感じのものが多い。
インソール 中底のこと。
ウォーキング・シューズ 歩く機能を重視した靴。靴の形・アッパーや裏革の素材などいろいろな機能を盛り込んでいる。
裏材 先裏と腰裏があり、補強のためにアッパーの下に縫い込められる。
腰裏 アッパーの伸びを防ぎ、足当たりをよくするために使われる。素材としてはブタ・馬・ヒツジ革などが使われる。
裏なし 裏地(腰裏)を使わずに作られた靴。厚めの革を使って足当たりも良くしてある。
ウレタン・ソール 発泡したポリウレタン樹脂の本底で、耐磨製・耐油性がある。弾性があり、復元性にも富んでいる。
エッジ 縁のこと。こばとも言う。
エナメル・レザー 銀面に油脂、または合成樹脂を乗せ、光沢のある仕上げをしたもの。
オーストリッチ 南アフリカ産のダチョウの革。軽くて丈夫で、羽根を抜いた後の突起が特徴。高級素材として使用される。
オカメ飾り ウイングチップのこと。
押し縁 細革・ウエルトのこと。
オックスフォード・シューズ 一般に紐付き短靴の総称とされる。
オブリック・トゥー 外側へ斜めにカットされたような形を持つ、トゥーの形。
折り込み アッパーのトップラインに施される処理方法。
織りネーム ブランド、マーク、ネームなどを細い布に装飾し、中敷きに縫い込んだもの。高級感がでる。

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